4年前95歳で他界した父がお世話になった恩人の形見分けとして譲り受けたものです。父はおそらく50年位前に手に入れたと思われます。恩人も数十年使用していたと思われるため、80～100年以上前のものだと思われます。（あるいはもっと古いものかもしれませんが、不明です）福岡市にある日本で最も歴史の古い筆専門店で店主に鑑定してもらいました。この店主はコロナ前まで毎年中国に買い付けに行っており、端渓硯も多数取り扱っています。鑑定にあたり、店主は水を硯に数滴落とし、親指の腹でさすりながら粒度の細かさ、吸水性、透水性などを調べていただきました。鑑定の結果、古端渓硯に間違いないとのことでしたが、店主にもいつ頃の硯かまではわからないとのことでした。店主から「非常に珍しいものなので大切に保管しなさい」と勧められましたが、筆や硯を使う機会がないため大切に使っていただける愛好家の方にお譲りします。かつて福岡には古い硯に詳しい大学教授がいらしたらしいですが、今では詳しい方はいないそうです。中国では端渓三大名坑が閉鎖され採掘出来なくなったため、コロナ前まではオークションで高値で取引されていました。この硯も中国のオークションに出品しようと思いましたが、美術工芸品ではないため、断念しました。値段設定にあたり、中国ではこの価格の数倍で取引されていたので、この価格にいたしました。妥当な価格かどうかわかりません。長期自宅保管品です。ご了承の上ご購入お願いします。SIZE　：　　本体　幅（短い所6㎝、長い所9㎝）長さ29.5㎝　　　　　　木箱　幅（短い所7．5㎝、長い所10．5㎝）長さ32㎝#古端渓硯#硯#木箱